社会人サークル研究所 / コミュニティ・交流

社会人サークルは何回参加すれば馴染める?常連になるまでに感じたこと
社会人サークルに馴染むまでの回数に、明確な基準はありません。何度も顔を合わせることが土台になり、思いがけないきっかけから関係が変わることがあります。
社会人サークルに初めて参加すると、
「何回くらい参加すれば馴染めるんだろう」
と考えることがあるかもしれません。
すでに仲の良さそうな参加者がいると、自分も早くその輪の中に入らなければいけないように感じることもあると思います。
ただ、Ordinaire(オーディネール)を運営してきて感じるのは、何回来れば馴染めるという明確な回数はないということです。
何度も顔を合わせることで少しずつ関係ができることもあれば、ある出来事をきっかけに、それまでとは一気に関係が変わることもあります。
最近、私自身にもそんな出来事がありました。
今回は、社会人サークルに「馴染む」ということについて、実際の経験から考えてみたいと思います。
「3回来れば常連」というわけではない
私の中では、何回来たら常連という明確な基準はありません。
2回、3回と続けて参加してくれたとしても、その後ぱたりと来なくなる人もいます。
反対に、毎回参加するわけではないけれど、しばらくするとまた参加してくれる。
そんなふうに、たびたび顔を見せてくれる人に対して、自然と「常連」という感覚を持つようになります。
そのため、常連かどうかは単純な参加回数ではないのだと思います。
同じ場所に何度も顔を出す中で、主催者や他の参加者との間に少しずつ関係が積み重なっていく。
その積み重ねの方が、回数そのものより大切なのかもしれません。
最初から印象が良かったわけではない人もいる
最近、Ordinaireにたびたび参加してくれている一人の参加者と、以前よりかなり距離が縮まる出来事がありました。
実は、その人が最初にイベントへ来た頃、私は少し「面倒くさい人だな」と感じていました。
そのため、こちらから積極的に距離を縮めようとはせず、むしろ少し遠ざけていた部分もあります。
ただ、その後も何度かイベントに参加してくれました。
回を重ねる中で、イベントでの接し方を見たり話す機会が増えたりしているうちに、最初に持っていた印象も少しずつ変わっていきました。
「こういう一面もある人なんだ」
と分かることが増え、人として魅力的に感じる部分も増えていきました。
人に対する印象は、最初の一度だけでは分からないものだと感じます。
初対面では見えなかった部分が、何度か会うことで少しずつ見えてくることがあります。
何度も会っていても、関係はイベントの中だけだった
とはいえ、その人とは何度も会っているからといって、プライベートでも親しい関係だったわけではありません。
イベントで会えば普通に話しますし、親しく接していました。
でも、それはあくまでイベントの中での関係でした。
個人的に連絡を取り合ったり、二人で会ったりすることはありませんでした。
何度も同じイベントに来ているからといって、自動的に深い関係になるわけではありません。
顔見知りになることと、その人との距離が縮まることは、少し違うのだと思います。
そんな関係が大きく変わったのが、先日の山梨旅行でした。
きっかけは、たまたま同じ電車になったことだった
山梨へ向かう日、その人と行きの電車が同じになりました。
そこで話しているうちに、思っていた以上に話が広がりました。
当時、私はAIを使ったWeb制作やさまざまな仕組みづくりにかなり取り組んでいました。
それまでイベントの中では深く話す機会がなかったのですが、電車の中で話してみると、仕事や技術的な話題で関心が重なる部分があることが分かりました。
そこから自然と話し込むようになりました。
そして、その日の予定を一緒に過ごす中で、もともと予定していた宿泊にその人も急遽加わることになり、夜も長い時間話すことになりました。
さらに翌日も、そのまま一緒に行動する流れになりました。
それまで何度もイベントで会っていた人と、一日を一緒に過ごし、そのまま泊まり、翌日も一緒に過ごしている。
ほんの少し前までは想像していなかった関係でした。
回数が関係を作るのではなく、回数が「土台」を作る
この出来事を振り返ると、
「結局、仲良くなるには何度も参加することが大切なのか」
とも考えられます。
ただ、私は少し違うと思っています。
何度も参加したから、その回数に比例して仲良くなったわけではありません。
実際、その人とはそれまで何度も会っていましたが、関係はイベントの中に留まっていました。
今回大きかったのは、同じ電車になり、そこで普段とは違う話をしたことです。
そこから一緒に過ごす時間が増え、泊まり、翌日も一緒に過ごすことになりました。
最後に距離を縮めたのは、そうした一つのきっかけだったと思います。
ただ、もし山梨で初めて会った人だったら、同じようになっていたかというと、それも少し違う気がします。
それまで何度かイベントで顔を合わせていた。
最初に持っていた印象も、会うたびに少しずつ変わっていた。
お互いにある程度どんな人なのかを知っていた。
その土台があったからこそ、一つのきっかけから一気に距離が縮まった部分もあったのだと思います。
何度も会えば自動的に仲良くなるわけではない。
でも、何度か会うことには意味がある。
私は今、そのくらいに考えています。
人との距離が縮まるタイミングは予想できない
社会人サークルを続けていると、人間関係が変わる瞬間は意外と突発的です。
イベントで何度も会っているときには、それほど深い関係にならなかった人と、何か一つの出来事をきっかけに急に話すようになることがあります。
共通の趣味が見つかるかもしれません。
仕事の話が思いがけず合うかもしれません。
たまたま移動時間が一緒になることもあります。
一緒に何かをする機会が生まれることもあります。
何がきっかけになるのかは、最初から分かりません。
だからこそ、「3回参加すれば馴染める」といった形で人間関係を考えるのは、少し違うのだと思います。
関係ができるまでの時間も、その距離が縮まるきっかけも、人によって違います。
「早く馴染まなきゃ」と思わなくてもいい
初めて社会人サークルへ参加すると、すでに何度も参加している人たちが親しく話しているのを見て、
「自分も馴染まなければ」
と思うことがあるかもしれません。
ただ、私はそこまで頑張る必要はないと思っています。
そもそも、新しい参加者が楽しめる場所を作ることは、参加者だけの仕事ではないからです。
主催者側にもできることがあります。
Ordinaireでも、常連の参加者が増えてくれば、当然その人たちとの関係も深くなっていきます。
いつも来てくれる人に会えば嬉しいですし、自然と会話も増えます。
でも、それが常連だけにしか分からない内輪ノリになってしまうと、初めて来た人にとっては入りづらい場所になります。
だから私は、いつも来てくれる人との関係を大切にしながらも、新しく来た人が同じ場所でしっかり楽しめることも意識しています。
初参加の人に「自分から馴染んでください」とすべてを任せるのではなく、新しい人が入りやすい空気を作ることも主催者の役割だと思っています。
馴染むことを急がなくても、関係は少しずつ変わっていく
社会人サークルに何回参加すれば馴染めるのか。
私には、その答えを回数で示すことはできません。
2、3回で急に仲良くなる人もいれば、何度も顔を合わせたあとに、思いがけない出来事から関係が変わる人もいます。
今回の山梨での出来事もそうでした。
最初に会った頃は、むしろ少し距離を置いていた人でした。
それが何度もイベントに来てくれる中で少しずつ印象が変わり、ある日たまたま同じ電車で話し込んだことから、一緒に泊まり、翌日も一緒に過ごすまでになりました。
今でも、その人をすぐに「友人」と表現するのは少し違う気がしています。
ただ、単にイベントへ参加してくれる人という存在から、
「また来てくれたらすごく嬉しい」
と思える存在になったことは間違いありません。
人との関係は、参加回数だけでは測れません。
それでも何度か同じ場所で会うことで、少しずつ相手を知るための土台はできていく。
そして、その先に何か一つのきっかけが訪れたとき、それまでとは違う関係が始まることがあります。
だから初参加のときから、無理に「馴染まなければ」と考えなくてもいいのだと思います。
まずはその場を楽しんでみる。
また行きたいと思ったら、もう一度行ってみる。
その繰り返しの先で、思いがけず人との距離が変わる瞬間がやってくることもあります。
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